日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

どうして増えているのか2

私が子どもの頃、同級生の親が離婚することは大変珍しいことでした。
私が就職した頃(つまり22年ほど前)、高校の教師になって、いわゆる底辺校に赴任した人が言っていたのは、半分くらいは欠損家庭(すごい呼び方ですけど)だということで、驚いた記憶があります。詳しく聞いたわけではないですけど、つまり親が離婚している家が多いということだったのです。

さて、今、自分の周りを考えても確かに離婚した人を何人も思い浮かべることができます。離婚のハードルは低くなってきていると感じています。あっちでもこっちでも離婚している人がいれば、離婚は普通のことになります。

離婚する二人が私のところにやってきて、険悪でも冷淡でもなく詰めの話し合いをします。離婚理由を聞くと、「そんなことで離婚しちゃうの?」という理由だったりするのです。子どももいるのに、そんなことで離婚しなくてもいいんじゃないかなーと思うのですが、何だか一緒にいるのが面倒になったくらいの感じなのです。

それからまた、離婚する人の中には親が離婚している場合も多いように思います。割合からして、その親世代はそんなに離婚していないのではないかと思うので、やはり親が離婚している分、離婚のハードルが低いのでしょう。


ごく稀に「子どもが結婚するまでは絶対離婚しません。」という方がいます。これがかつての感覚だったと思います。片親だと結婚に支障を来たす、子どもに肩身の狭い思いをさせる、とね。そういうのはもう気にしなくてよくなったのなら、それはそれで良いことだとは思うのですけど、ハードルが低くなりすぎるのもどうかなーと思っています。