日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

赤ちゃんポスト

昨日から、運用が開始されたようですが、まさか、雑誌の記者とかが張っていたりしませんよね。

この赤ちゃんポストについて、首相などは反対のようです(そうでしょうね)けど、男の首相のその発言はとても不快です。そんなこと言うくらいなら、もっと性教育を充実させたら?と言いたいですね。妊娠の可能性のある女の人は常に不安を抱えています。その感覚は男の人にはわからないでしょう。

男女関係の仕事をしていると、しばしば望まぬ妊娠と中絶の問題に直面することになります。最近は、不妊が増えていることが話題ですが、現実には簡単に妊娠してしまう人こそ多いです。避妊は言い出しにくい、とか、何も相手が言わないから大丈夫だろう、とか、相手がピルでも飲んでいるのだろう、とか、相手が最後は避妊してくれるのだろう、とか、互いにあなた任せで妊娠。こういうことこそ、きちんと教育しておくべきなのではないでしょうか。

そして、妊娠すると、男の人は簡単に「おろしてくれ。」と言いますが、中絶ってそんなに簡単なものなのでしょうか。私のところに来られた方でも後遺症が続いている方もいます。週数が進めば、手術の負担も大きくなります。それに、精神的な後遺症を抱えてしまう人もいます。後から普通に出産して子どもを育てていくと、こういうふうに育ったであろうにと考えてしまう人もいるでしょうし。

だから中絶するのを迷う人も当然います。産んでみたい、けど育てられるのか、とか、相手も最初は産んで、と言っていたからそのつもりだったのに、やっぱりおろせと言ってきたり、はたまた不倫の場合など、子どもを産むことによって相手がこちらに来てくれるのではないかと思ったり(その考えは間違いだと思いますけど)そうこうしている内に中絶できる期間を過ぎてしまうこともあります。また、元々生理が不規則な人は、ずっと妊娠に気づかないこともあります。腹筋がしっかりしていると、お腹が前に出ないので若い人の中には臨月になっても周りから気づかれない人もいるそうです。

赤ちゃんポストは「子捨て」と非難されているようですが、それって非難されるのは出産して子どもを置いていった女性のみのような気がします。相手の男はどうなの?いいよね、産まない性は、と私は思ってしまうのですよ。