日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

あ〜あ、だめんず

本の話が続いてしまっていますが、今日はよく知られている本です。ちょっと前に作者の所得隠しが話題になっていましたが。
だめんず・うぉ~か~ (1) (扶桑社サブカルPB) 『だめんず・うぉ~か~ (1) (扶桑社サブカルPB)

私はこのシリーズは1-3巻までしか読んでいないですが、1巻が一番面白かったです。この手の本は大体第一巻が一番面白いものです。
ダメ男ばかりをつかまえてしまう「だめんず・うぉーかー」(文法的に違和感感じてしまうのは私だけ?)。実際にそういう女性は、結構います。そしてダメ男も色々います。

1.DV男。DVって夫婦間だけではありません。デートDVというのもあります。暴力振るった挙句に「お前のことが好きだからだ。」と言ったり、「もうしない。」と誓ったり。そしてその言葉を信じて許してしまう女。暴力を振るう人は簡単に治りません。言葉の暴力を巧みに駆使するモラハラ(モラル・ハラスメント)男もいますね。モラハラは周りに見えにくいから、これってモラハラだって気がついたら、こっそり録音は必須です。

2.たかり男。大体がすぐに借金を作る。それで「ちょっと貸して。」とか言われて貸してしまう女。間違っても金銭消費貸借契約書なんて交わすわけないですから、お金貢ぎ放題。「倍にして返す。」というギャンブル依存症に金を出してしまう女もいますが、倍返しどころか、元金返済もありえないです。「この人、いつも今度払う、今度払うって言ってちっとも払わないんですーー。」って、いきなり泣き叫びながら電話してきた人がいましたが、私に泣きついてもどうにもなりません。思わず「自分で貢いじゃっているからでしょ。」と答えてしまいましたけど。(私にこういう電話をしてきても無駄です。)

3.嘘つき男。ダメ男は、大体嘘がうまい。でも冷静に考えると笑えるような嘘だったりする。年収ウン千万のはずなのに、ちっとも金を持っていなかったりとか。それから、何のかんの、さももっともらしい理由を言って住所を教えない男は、まず大嘘つきです。でも、女はその男が好きなので客観的に判断する能力は麻痺しています。相手の言うことは信じたい。ちょっとおかしいような気がしても、その考えを否定してしまうのですよね。

この本の第一巻に出てくる会話で、「どうしてダメ男とつき合ってる時って冷静に自分を見つめられないんでしょうね・・・」「人間てね心が幸せじゃない時そうなっちゃうみたいよ」というのと「緩やかに心がしんどい時って価値判断が狂っちゃうみたいねー」というのがあるが、ダメ男に引っかかる女の状況はまさしくこれだと思います。だから、不幸せな状況がずっと続き、ダメ男にばかり引っかかってしまうという悪循環になってしまうのです。

とにかく、好きになってしまうと、判断能力が欠けてしまいますので、自分で判断するのは無理です。だからちょっとでもおかしい気がしたら、その時は仲の良い友達に相談してみてください。親身になってくれる友人ほど、冷静に判断してくれます。そしてその友達の言葉を信じましょう。「好き」な時って、その人が全てみたいな気がしますが、「好き」っていう感情は、一瞬で簡単に冷めることができるものでもあると思います。後から振り返ると、「何であんなにあんな男が好きだったのだろー。」って思った経験のある人も多いのではないでしょうか。

それから、私がこの仕事をやりながらいつも思うのは、「人は平気で嘘をつくし、人の気持ちは簡単に変わる。」ということです。
よく相手を責める言葉に「あの時こう言ったじゃない。」というのがありますが、それは最初から嘘のこともあるし、その時は確かにそう思ったけれど、今はもう気が変わってしまった、というのもあります。あの時の「こう」は永遠のものでは無いってことです。

まーとにかく相手を見極める自信が無い人は、よーくよく友達に相談に乗ってもらってくださいね。