青春ってやつは

ずっと抱えていた大きな仕事が終わったので、昨日は久しぶりにＤＶＤを見ることができました。『ピクニックの準備』というものです。これは、前にも紹介したことがある、恩田陸さんの小説『夜のピクニック』の前日の話で、同名の短編小説もあります。『夜のピクニック』は、私の母校である高校が舞台になっていて、映画化されました。

映画は観ていないのですが、前日の話だし、こっちを先に見るかと思って買っておいたのです。全６話のショートストーリー。DVDのできの良し悪しは別として、私もそうでしたが高校生って、「誰が好き」とか「誰と誰がつきあっている」とかに、いつも大騒ぎなものだよなーと、久しぶりにその感覚を思い出しました。

これが大人になると、お金とかの打算が絡むようになってしまって、高校生の頃の純粋な恋とは違ったものになってしまいます。結婚相手はお金があった方がいいですし、好きで一緒になったはずだが浮気もするし、好きだったことは忘れてしまって、いがみあった末に離婚。離婚の時にはお金や子どもで醜い争いもしなければならない。

いつまでも高校生ではいられないけど、大人の現実とのギャップに、「いいなー高校生って。」と深くため息をついてしまったのでした。