行政書士の仕事と効率

行政書士の仕事というのは、基本的に書面の作成とそれに関する相談です。許認可以外の書面は、必要なことを相手から聞き、必要な書類を揃えて作成すれば完成します。書面に必要なことは、大体決まっていますので、相手からは必要事項だけを聞き出せば済むのですが、実際は事務的に処理できなくて、相手の悩みや迷いにもずっと、寄り添うことになります。ですので、ことによっては何ヶ月もお付き合いすることもしばしばあります。

でも、そうすると効率という面では落ちます。先日もある行政書士から「こういう仕事は弁護士みたいに何十万円も貰っているわけではないのだから、さっさと回さないと。」と言われてしまいました。お説ご尤も。今のやり方だと、時間をかける割に儲からないこと、請け合いです。何しろ、私が諸費用込みで10万円位でお受けした仕事を、その前に弁護士に相談に行ったら、100万円位と言われたと言っているお客さんもいたくらいですから。（その仕事を100万円と言えるなんてすごい！の一言ですが）

しかし確かに悩み相談は行政書士の仕事とは言いがたいので、相談部分は行政書士としてではなく、別な肩書きで受けた方が良いとも言えます。どうしようかなーと、ただいま思案中です。