日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

離婚したいのに相手が応じない時

江戸時代の離婚に関する本を読んでいてわかったことですが、江戸時代は、三行半(みくだりはん)という離縁状を夫が妻に渡すことによって離婚が成立していました。一応、夫が一方的に離婚できたようです。しかし、離婚の時に妻が持ってきた持参金(結納金)や不動産は、返さなければならなかったそうで、使ってしまえば離婚できないわけですから、それが一方的に離婚されるのを防ぐ手段にもなっていたそうです。

しかし、それでも離婚したい夫はどうしたかといいますと、妻が密通(不倫)をするように仕向けることもあったそうです。密通での離婚は持参金を返さないでも済むそうなので。


しかるに現代において、離婚したいのに配偶者が応じない時も、配偶者が不倫をしていて、その証拠を掴めば、割と容易に離婚に話を進めることができます。不貞行為は、離婚訴訟を起こせる要件の一つですから、別に訴訟をしなくても、協議離婚に持ち込める可能性は大きいのです。

つまり、離婚をしたい人は、江戸時代に倣って、配偶者が不倫をするように仕向ければ良いということでしょうか。でも、悪意を持って仕向けたことがばれたら駄目かもしれませんね。