日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

内容証明郵便について

今日は久しぶりに行政書士らしく、内容証明郵便の話を書きたいと思います。

まず、内容証明郵便って何だかご存知ですか?郵便法に定められている郵便の一種で、今だと郵政公社が、こういう内容の郵便を宛先に発送した、ということを証明してくれるものです。内容の証明ですので、配達したことを証明するには、配達証明も付けないとだめです。

内容証明郵便って、トラブルに遭わなければ普段は縁の無いものだと思います。受け取ると不安を感じたりもしますが、別に受け取っただけで、裁判が始まるわけではないですから。

でも、内容証明郵便で、時効の中断ができますし、クーリングオフをする時も、差出日が記載されるので、有効期間内であることを証明できるという特長があります。

前にも書きましたが、勿論自分で書けます。書き方の本もたくさん出ています。それで、そういう自作の内容証明郵便を受け取った方から、相談を受けることもあるので、自作の弱点もよくわかります。

自作を受け取った方は、大体「こんなの届いたんですよ。」と嘲笑気味に見せてくれます。うーん、何がいけないのでしょう。何か稚拙な感じがするのですよ。大方。形式が整っていないせいでしょうか。あと、内容が論理的ではないことも多いですね。下手な字の直筆だと、なおいただけない。


話変わりますけど、内容証明郵便の出し方は、今は二通りあって、普通に郵便局で出す方法と、インターネットで出す方法があります。普通に出す方法は、一枚の中の行数と一行の字数が決まっていて、面倒です。半角の数字が並ぶと、すぐに字数オーバーになってしまいますし、封筒と書面の宛名や差出人が一致していないといけないですし。それに、本局まで行かなければならない。

郵便局で間違いを指摘されると、訂正印を押せば訂正できるのですけど、格好悪いですから、また作り直しに戻ったりと、大変です。そして、自分で出す場合の最大の欠点は、目の前で郵便局員がその文書を読むということです。「浮気の慰謝料の請求書か〜。」とか思いながら、読んでいると思いますよ、きっと。

それで、私は主にインターネットで出しています。1枚にたくさん書けますし、行数や字数を気にしなくて済む。そして、本局まで行かなくてよい。でも、欠点があります。WindowsXPには対応していないのです。それで、私もその時だけは、古いパソコンを騙し騙し、使っています。

インターネットで出すと、印字は郵便局がして、白い窓付き封筒で発送されます。でも、それだと重みがないと思う方もいるようで、やはり行政書士の職印を押して、事務所の封筒で送ってほしい、という方には、ご希望に沿うようにしています。

公社が民営化されると、他社もできるようになるのかどうかはよくわからないですけど、今でも恐い守秘義務が守れるのか?という不安はありますが、きっと、最新のWindowsにも対応してくれそうですし、時間指定でも配達してくれそうなので、少し期待しています。

何といっても、家にいそうな時に送りつけたいですからね。


さて、時々コメントを付けてくださるゴルゴなおきちさんが、ブログに内容証明郵便についての面白くおかしな話を書いているので、ご覧になってみて下さい。2月25日のところです。

http://blog.livedoor.jp/koseki2/archives/2006-02.html#20060225