行政書士になってからの日々の色々

2004年に東京都小金井市に行政書士事務所を開業し、はてなダイアリーで「女性行政書士でもある武石文子の日々雑感」を書いてきました。2018年11月はてなブログに引越ししてタイトルを変えました。事実婚・離婚・不倫・遺言・相続が得意分野です。日本語教師もやっています。

離婚で一番困ること

離婚を考えている女性は、住んでいるところが持ち家だった場合、大抵「この家は私が貰って、ダンナには出て行ってもらおう。」と思うものです。

しかし、その家が夫名義のローンで買ったものであり、残金がすぐには払いきれないくらいあると、そうはいきません。お金を借りた金融機関と「不動産の所有者名義を変更する場合は、事前に承諾を得ること」という契約をしているのが普通だからです。

それで「名義人を妻に変えます。」と連絡すると、大概答えは「No!」そして「そうするなら、すぐに全部返済せよ。」となってしまうのです。

「それなら、こんな借金まみれの家はいらないから、私が出るわ。」と考えますよね。でも、もう一度ローンの申込書を見てください。自分が連帯保証人になっていませんか?

この連帯保証人をはずしてもらうためには、代わりの連帯保証人を立てて、銀行に承諾してもらわなければならないのです。これは結構難しい。それ以外の方法としては、他の金融機関から借り替えるという手段もあります。でも借りてからまだあまり年月が経っていないと、それもできないことがあります。

とにかく、連帯保証人のままでいれば、返済については同等の責任がありますから、相手が払わなくなった場合、自分が払わなければならなくなります。


ローン付き不動産の扱いは本当に大変です。多少の赤字程度なら、売却した方がすっきりと終わるのですが、どちらかが手放したくないと面倒なことになります。また、売却する場合も、売却と同時にローンは全額返済しなければならないので、赤字が大きいとそれもできないわけです。

そのため、離婚しても二人で共有したままにしている元ご夫婦もいるんですよ。