日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

慰謝料2

夏も終わりに近づき、涼しい風と共に不倫と離婚の相談が増え始めました。(季節との因果関係はわかりませんが)

8月3日に慰謝料について書きましたが、今日はよくいただく質問を。

1.慰謝料はどうやって請求するのか?

それには、まず示談にするのか、調停で話し合うのか、訴訟を起こすのかを決める必要があります。(その違いは7月31日をお読み下さい。)

いきなり訴訟を起こす人もいますが、まあ取りあえず示談にしたいと思う方が多いのではないでしょうか。裁判と言えば、時間もかかるしお金もかかる。(本当は裁判自体はお金は大してかかりません。かかるのは弁護士費用。弁護士を頼まずに自分でやられる方もいます。)

それで示談の時は普通は内容証明郵便を使って請求します。別に会って請求しても、普通郵便で請求しても良いのですが、内容証明にすれば請求した事実や、支払い期限なども明確になります。

でも請求すれば支払ってもらえるものと思われる方がいますが、それはまた別問題で、交渉次第ということになります。

そしてそのことと関係しますが、

2.請求された慰謝料は払わなければならないのでしょうか。

請求された金額に納得すれば、勿論払って問題無いですが、不当な金額だと思ったり、自分は何も損害を与えていないと思えば、払わないだけです。でも、それで訴えられたら面倒だと思えば、交渉することになります。

交渉は自分でやっても代理人にやってもらっても構いません。ただ、有償で代理人になれるのは、弁護士だけです(と、法律で決まっています。改正してほしいですが。)。よく、示談屋と称する人がいますが、違法です。時々逮捕者も出ています。私自身は、交渉の時は同席してサポートをしたりもしています。