和久 峻三
私は、普段はおよそ推理小説の類は読みません。なぜなら、途中で絶対やめられないからです。(同じ理由でテレビゲームもやりません。)先日、息子が買ったアガサ・クリスティーのオリエント急行殺人事件がテーブルに置いてあって、昔読んだなーと思い、手に取ったのが運のつき。パラパラとめくってちょこっと読んで終わるはずが、読んだはずなのに結末が思い出せず、結局夜中の3時まで読んでしまいました。あ〜あ。
という訳で、普段は読まないので和久峻三という作家も名前を聞いたことがある程度にしか知りませんでした。(ちなみにミステリードラマは決して見ません。)ところが和久峻三さんは弁護士であり、法廷劇を書いているということを最近知り、それでは読んでみようと思っていたところ、前にも書いた武蔵小金井駅のリサイクル市民文庫に丁度、本を出している人がいて、「あやつり証人」をゲットしました。更にもう一冊は古本屋で「沈め屋と引揚げ屋」を30円でゲット。
前者は刑事裁判、後者は民事裁判です。後者の方が面白いですね。両方ともさすがに法廷場面はリアルで、説明も書いてあり、わかりやすいです。(でも人物描写はちょっといただけませんが)
私自身は民事裁判を何回か傍聴したことしかありませんが、裁判って裁判そのものが芝居みたいで、弁護士も役者じゃないと勤まらない気がしますが、実際はどうなのでしょう。