日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

夜のピクニック

 このタイトルの小説をご存知でしょうか。吉川英治文学新人賞本屋大賞を受賞し、今日の朝日新聞にも大々的な広告が出ていました。実は、この小説の舞台は私の母校であり、作者の恩田陸さんは、私の一つ下の学年の方です。(実際には知らない方ですが)
 その母校の恐るべき行事「歩く会」の丸一日を、「歩行祭」という名前に変えて小説にしたものです。あー本当に高校の頃って青春だったなと思わせてくれるいい話です。
 しかし、読んでいて驚くべきは、私と一つしか違わない、即ち40歳位で書いたにも関わらず、当時の高校生の感覚そのものを再現できているということですね。こういう会話していたよなーとか、こういう子っていたよねとか。う〜んすごい。多分、私と恩田さんは同じこの歩く会のコースを歩いているはずなのですが・・・。
 まっ、作家になれない私はこうして代書屋をしているわけで。(別に卑下しているわけではないですよ)私にとって、代書屋の真骨頂と言えば内容証明ですが、いつも文章の作成には心血注いでいます。文才は無くても国語力はあるのではないかと思っているので、お定まりの型にならないように依頼人の気持ちを的確に、とか、一番効果的な線を狙って、とか常に苦心の作です。しかし、決して感動の作にはならないところが、残念なところではあるのですけど。