日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

離婚

養育費と遺族年金

年金制度に対する不信感から、故意に未納の人もいるようですが、障害者になってしまった時、障害者年金が出ないのは痛いと思います。また、亡くなれば遺族に遺族年金も出ます(条件があります)。離婚してしまうと、元の配偶者など関係ないような気がします…

格差婚

休みも終わり、今日から業務再開です、一応(でも今日は休み疲れで事務所には行っていないです)。 今日は休み中に読んだ、『アエラ4月6日号』に出ていた記事“成功するのは「超格差婚」”について。格差婚は紀香・陣内のせいか、女が上の格差のみを指すように…

今後問題になること

最近、「これは今後離婚原因になるな」と思うことがあります。 それはケータイです。 今はまだ、婚姻年齢に達した人は、子どもの時から手元にケータイがあったわけではありません。 しかしこの後、子どもの時から親子でケータイメールをやり取りしている世代…

言い分

私は離婚に限らず仕事においては、極力対立軸にある両者に挟まれないようにしています。ほぼ合意になっていて、あとは書面の完成だけという段階でも、基本的には依頼者を通して相手と連絡を取ってもらいます。しかしどうしても電話せざるをえないこともあり…

丸5年

今日3月12日が、行政書士会に登録された日なので、丸5年になりました。 丸5年と言っても、最初に仕事をしたのは8月です。最初の頃はコールセンターのバイトをし、その後は自宅兼事務所で学習塾もやっていました。段々と仕事が増え、塾をやめ、事務所を駅近く…

別居時の生活費はどうするか

夫婦仲がうまくいかなくなっても、いきなり離婚はせずに、取り合えず別居をして様子を見たり、また、離婚したいけど相手が応じないため、取り合えず家を出て別居生活を始めることは珍しいことではありません。 その場合、問題になるのは生活費をどうするか、…

面接交渉(面会交流)と養育費

離婚時には養育しない親と子の面会を取り決めますが、同時に養育しない親は基本的に養育費を定期的に支払うという取り決めをします(その際には必ず公正証書にしてください)。しかし、中には以下のような主張をする事例もしばしばあります。 1.「養育費は…

面接交渉(面会交流)

お子さんがいる離婚の場合、養育費の取り決めも大事ですけど、養育しない方の親とお子さんの面会についての取り決めも大事なことです。 お子さんを引き取るのは8割方、母親だそうですので、大概父と子の面会をどうするかを離婚協議書(公正証書)に載せるこ…

離婚協議書は誰に依頼するか

士業はいろいろありますけど、一般にもっともわかりにくいのが行政書士と司法書士の違いだと思います。私も自分で行政書士になるまでわかっていなかったくらいですから。その違いについて今回、触れることはしませんが、ミクシィの離婚に関するコミュニティ…

誰に相談するか

もし、夫が浮気をしたり、離婚(私の場合は、内縁解消だが)をする状況になった時、自分なら誰に相談するだろうか。まず、私の場合、親には取り合えず相談しない。親に騒いでほしくない、というのがあるから。兄弟は弟一人。弟がそんなに親身になってくれる…

サンプル書面

今やネットには色々な書面のサンプルが掲載されていて、それを見れば誰でも作れる、と思うのはやっぱり大間違いだと思います。行政書士の仕事が減るからではありませんよ。サンプル通りでOKな人たちはそう多くないですし、サンプルも間違っていることがあ…

家庭内別居状態

家庭内別居状態というのは、いつから言われるようになったのでしょうか。略して家庭内別居などと言われているようですが、状態が付くのと付かないのでは日本語の意味は随分違います。家庭内で別居しているような夫婦、ということのはずだと思いますので。こ…

家庭環境

山口県光市の母子殺害事件で、元少年に死刑判決が出ましたね。ここでは、その判決の是非は置いておいて、その元少年の家庭ですけど、母親は自殺、そして父親の暴力があったようで、家庭環境は恵まれていなかったとされています。古い事件ですが、連続射殺事…

夫婦別産制?

夫婦別産制というのは、特別に契約が無ければ、結婚前から夫婦の一方が持っていた財産や、結婚後でも自分の名前で得た財産は、その人の財産であるというもので、民法で定められています。(ただし、現在の基本的な考え方は結婚後に夫婦で形成した財産は共有…

借金癖

離婚の原因に借金も多いです。実は、この話題は避けてきました。ブログで話題にするとそういう相談が来てしまうからです(~_~;)。 借金による離婚は悲惨です。何しろ、財産分与をしようにも、既に財産がマイナスですから。どうやって返すかという話になってし…

子別れ

前にも書いたことがありますが、この仕事をしていますと、あまりにひどい話続きの時はさすがに私もぐったりしそうになります。先週もひどい話が多かった。だめんず(だういめんず?も)のオンパレード。そんな最近の私を癒してくれるのは落語です。まだ1月…

どうして増えているのか2

私が子どもの頃、同級生の親が離婚することは大変珍しいことでした。 私が就職した頃(つまり22年ほど前)、高校の教師になって、いわゆる底辺校に赴任した人が言っていたのは、半分くらいは欠損家庭(すごい呼び方ですけど)だということで、驚いた記憶が…

どうして増えているのか

少し日にちが経ってしまいましたが、金曜日に某テレビ局の30代後半の女性記者さんからお問い合わせを受けました。その記者さんが欲しかった情報については、私はお役に立てなかったのですが、話が離婚問題に移り、雑談になりました。 そこで彼女が 「最近…

老後の関係を考えると

一昨日の日経新聞の夕刊に、40代や50代になって初めての結婚に踏み切る人の話が載っていました。その中のそれまで「結婚しない」と宣言していたのに、54歳で結婚に踏み切った男性の理由「50を過ぎ、体にガタが来たことが考えを変えた」。あーつまり…

子どもの気持ちは

今日、ラジオの投稿で「子どもの時、なかなか帰ってこない長距離トラックドライバーの父親が帰ってくるのがとても楽しみだった。ところが、ある日から二度と帰って来なかった。いつの間にか離婚してしまっていたのだった。もっと父親と遊びたかった。」とい…

離婚の決断

私の所に来る女性の離婚の相談は30代が一番多い。20−30代の離婚の理由は、直前の浮気・セックスレス・借金などが多く、私の所に相談に見えた時には皆、大体離婚の意思は固まっている。ネットで情報も収集し、離婚の条件もおおよそ固まっていることが多…

離婚ローン

大垣共立銀行が離婚専用ローンを発売するそうです。 http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20070928ddm008020037000c.html500万円まで無担保で、慰謝料、財産分与、裁判費用についての融資をするとか。年収200万円以上から借りられるようなので…

身元調査

日本ハムのダルビッシュ投手のできちゃった結婚が話題になっていますが、できちゃった結婚の割合は平成12年の厚労省の調査によれば、20-24歳で58.3%もあるとか。できちゃった結婚の離婚率がそうでない結婚より高いかどうかはわかりませんが、当然、相手…

公正証書作成を行政書士に依頼するということ

公正証書は公証人が作るものです。なので、作りたければ自分で公証人役場に依頼すれば作ってもらえます。それではなぜそこに行政書士が介在するのでしょう。例えば離婚の公正証書は当事者夫婦の合意の内容で作成するわけですが、合意内容が固まっていれば問…

年金分割の誤解

年金分割制度が始まって2ヶ月。世の中、年金分割と言えば熟年離婚というセットが盛んにマスコミで取りあげられたお陰で、この制度の始まったことはかなり周知されているようですが、逆に誤解している方がたくさんいることが最近わかってきました。離婚の公正…

離婚後300日以内の出生問題

1月12日に書きましたこの問題。法務省から通達が出ました。 http://www.asahi.com/national/update/0508/TKY200705070344.htmlしかし、これは確実に離婚後に妊娠して出生した子どもだけを対象にしたもので、救済されるのは全体の1割程度だけとのこと。DNA…

週刊ダイヤモンド

本日発売の5月12日号の特集は「団塊離婚と非婚ジュニア」です。 私も、離婚について取材を受けたのですが(前々回に書いた取材とは別)、私のコメントは残念ながら載っていないようです。一応、一冊送られてきました(しかし、送り状も何も付いていない)の…

相続争い急増中

今日のNHKクローズアップ現代は、相続争いで家裁への申し立て件数が急増している話でした。死亡者数の1割程度の数が申し立てされるということですから、かなりだと思います。それも、相続額5000万円以下での争いが増えているとのこと。莫大な遺産を巡って…

離婚は一人じゃできない

最近また、「妻(夫)と離婚するから」という不倫相手の言葉を信じて不倫を続けてしまった、という方からの相談が多いです。離婚ってそんなに簡単にできませんよ。相手がOKしなければ離婚はできないのですから。そして、相手を納得させるには、最低でもお金が…

離婚後に生まれた子の父は

民法という法律は、1898(明治31)年に施行された法律です。その後戦後の大改正他、何度も改正され、今に至っているのですが、中身が変わっていない条文もあるわけです。その中の一つに、「婚姻の解消から300日以内に生まれた子は婚姻中に懐胎したものと推定…