日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

離婚

親子の再会

もう、11月も今日で終わりですね。何だかしんみりした気分で、独り言を書きたくなります。9月20日の共同親権の記事に、にゃきさんが40年近くぶりでお父様と会ったというコメントを寄せてくれました。物心つく前に親が離婚し、父親とは離れ離れになっ…

どうして離婚に

離婚の話を日々伺っていると、どうしてこの人は結婚までした人と離婚することになっちゃったのかな?とよく考えます。きっと結婚する前は隠されていたことだったり、ちょっと気づいていても見ないようにしていたのでしょうね。離婚理由によくあるのは、 1.…

離婚しづらい

幼稚園・保育園、学校に通うお子さんがいると、離婚を悩む場合が多いと思いますが、その理由の中に、周りに離婚している家庭が無いというものがあります。確かに、子供のクラスに他に離婚家庭がいないと、考えてしまうと思うのです。ところが、これはものす…

離婚後の姓

離婚をすると、結婚した時に改姓した人は、その姓をそのまま続けて使う(婚氏続称)か、一つ前(例えば再婚の人は、一つ前の姓が前の配偶者の姓だったらそれ)の姓に戻るかを選べます。さて、時々、結婚時に改姓しなかった方の人が、離婚の時に「相手が自分…

単独親権と面接交渉

何だか前回の記事は、今までに無いほどのアクセス数で驚いています。今まで、何回か書いたことにプラスアルファでまとめてみただけなのですけど。 みんなそんなに事実婚に関心あるのでしょうかね? まあ、色々と誤解が多いので知っていただくのは結構なこと…

雑誌「MORE10月号」

もうすぐ発売になりますけど、その中の小さめの特集「20代離婚のリアルすぎる事情」という記事で、私も取材されたため、本誌が早々に送られてきました(小さく載っています)。これを読むと、はっきり言って離婚の前に結婚したくなくなると思います(笑)。…

結婚や離婚は何のため?

年間離婚件数は平成14年の28万9836組を最高に6年間減り続けてきましたけれど、平成21年は25万3408組で、久々に前年より2272組増加となりました。これがたまたまなのか、何か理由があるのかはわかりません。因みに婚姻件数は70万78…

片目をつぶれなくなった時

結婚式の祝辞の古典的定番?に「結婚するまでは両目を開けて相手をしっかり見定め、結婚したら片目をつぶる」というのがありますが、実際には、恋愛結婚とか、とにかく結婚しなくちゃと思ってする結婚では大抵結婚前は片目をつぶっていると思います。特に恋…

保育園に入るために

昨日、某テレビ番組から問い合わせ。「最近、保育園不足で、保育園に入るために離婚をして優先順位を上げる人がいるらしいのですが、そういう人は実際にいますでしょうか?」それって偽装離婚じゃないですか。そういう人は離婚届を出せばよいだけなので、私…

みんな言い分がある

私は不倫をしている、していた当事者、不倫をされてしまった配偶者、離婚をしたい人、離婚をしたくない人、子どもに離婚をしてほしくない親、そのいずれの立場の人の相談も受けています。どの立場の人もそのことに対する言い分があり、理由があります。その…

離婚同居

昨日から始まった、このタイトルのドラマ。離婚をした夫婦がその後も同居するというお話ですが、自分のことは自分でして、自分のお金は自分が出す、というルールはいいのですが、子どもに関する費用は決めていなかったのが気になりました(職業病。笑)。 さ…

親子別姓でも家族

夫婦別姓に反対する方々が、「夫婦別姓は親子別姓だ」「子供がかわいそうだ」ということを強く言っているようですが、我が家も事実婚なので最初から夫と息子は別姓であり、子供は何とも思っていないことは新聞の投書にも書いた通りです。 私は、親子別姓だと…

「2人の夫とわたしの事情」見てきました

松たか子演じる、何でも自分中心、ゆえに離婚を切り出す妻と、それに翻弄される2人の夫。松さんがとても可愛く、突き抜けていて、コメディとしても十分に笑えました。妻はすごく身勝手なのだけど、可愛いから憎めなくて許せてしまうっていうのはありますよ…

子どもの気持ち

今日のNHKの情報番組「あさイチ」のメインテーマは「あなたはどうする?トクする離婚ソンする離婚」ということで、『わたしの離婚ノート』も画面に映し出されたそうです。「映った」という母からの電話でその後から見だしました。月曜の朝から離婚がテー…

専業主婦を目指さないで

朝日新聞土曜版beに「人生のるつぼ」というお悩み相談コーナーがあって、本日は30代の女性の夫についての相談でした。回答者は上野千鶴子さんだったのですが、最後に「それにしても17年も続けた正職員の仕事を手放したのは惜しかったですね。夫を返品す…

二冊目の本3

しつこくまた『わたしの離婚ノート』についてですが、編集者の方が社内の反応を話していたので、そのことを書きますと、初婚の既婚男性は「恐ろしい本を作っている」という反応なんですって(笑)。それはまあ、わかりますよね。妻がこの本を持っていたら、…

二冊目の本2

昨日、編集者の方ができあがった『わたしの離婚ノート』を持ってきてくれました。 と、ところが、ここで帯に間違いを発見! 実は、既に一箇所刷った後に間違いが発見されていて、刷りなおしに入っていたのに、更にもう一箇所あったのです。もう間に合わない…

二冊目の本

この度、私の二冊目の本が出ることになりました。既に予約はできるようです。書いて悩んで決められる『わたしの離婚ノート』 すばる舎リンケージ 武石文子編著 離婚を考えている女性に向けて作りました。離婚についての自分の気持ち、考え、条件、今後の生活…

再婚と出産について

30代半ばから40歳ぐらいまでで、子どもが無いまま離婚をすることになった女性は、その多くの方が出産を諦めているというようなことを仰います。まあ確かに、次の彼がもういるならまだしも、離婚して、特に「もう男性や結婚はこりごり」と思っている方が、出…

夫婦の不和と子ども

今日、たまたま発達心理学の研究者の話を聞く機会があり、自分の子どもについてというよりも、業務上参考になったので、その話を。まず、日本の夫婦は結婚年数を経るほどに夫は妻への愛情が高まるが、妻の夫への愛情はどんどん下がるという傾向がはっきりし…

離婚した方がいいかも

離婚に迷っている方に対して、基本的に私は離婚を勧めたり止めたりすることはありません。どちらかに気持ちが傾いていることが明らかな場合は、ちょっとだけ背中を押すことはありますが、あくまでそれは本人が納得して決めることだと思っています。ただ、や…

在住外国人夫婦の離婚

私は決して外国人夫婦の離婚の仕事をやることはありませんが、日本に住む外国人夫婦が離婚で揉めるとそれはどこの裁判所が扱うかご存知でしょうか。外国人同士なら、その国の裁判所だろうと思うかもしれません。しかし外国人夫婦といっても、その二人が同じ…

主婦の子連れ離婚

『女36歳からでもキャリアは作れる』辻 三千代著 夫の失踪、子供3人……主婦が大学教授になるまで 主婦で離婚を考えている方にお勧めします。 離婚を考えていなくても、これからばりばり働きたい方にとっても参考になります。 副題にある通り、一家で夫の海外…

離婚に迷いがある時

「離婚は結婚の何倍も大変」というのは、離婚経験者が皆さん仰ることです。 曲がりなりにも夫婦で築いてきたものを清算しなければならないのですから、事は簡単ではありません。 子供がいれば子供のことを考えなければなりませんし、ローンのある家があれば…

養育費等の自動(口座)振替

離婚から始まる長い養育費の支払い(慰謝料などの分割払いも)は、最後まで払ってもらえるのかというのも不安ですし、支払いが遅れると何らかアクションを起こさねばならず、経済的にも精神的にも負担が大きいものです。また、払う側も毎月期限日までに忘れ…

戸籍制度廃止への動き

このブログでも何度か戸籍制度の困った面を書いてきましたが、廃止への動きがあるようです。http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090920AT3S1901019092009.html民主党の議員による戸籍制度の廃止をめざす議員連盟が来月発足とか。 はっきり言って、大きく期…

戸籍に大した意味は無い

離婚すると、戸籍の筆頭者ではない方がその戸籍から出て、親の戸籍に戻ったり、新しく自分が筆頭者の戸籍を作ることになります。子供がいる場合、その戸籍から出る方が子供の親権者になっても、離婚と同時に子供もその戸籍を出ることはできません。家庭裁判…

大人の振る舞い

他所にも書いたのだが、こちらにも書くと、先日、高1の息子がテレビを見ながら「何で嫁と姑は仲が悪いものなの?」と聞いてきた。 私が「好きで一緒になったわけではないし、それに姑は嫁に可愛い息子を取られた、と思ったりするからね。」と答えたところ、…

男女の違い

離婚の相談にいらっしゃる女性の方が多く口にする言葉に 「口では夫に勝てない。」というのがあります。これを読んで、男性の中には妻には口では勝てないのだけどと思う方がいるはずですが、それは今回置いておきます(男女では少し意味合いが違うようですの…

養子縁組

子連れで再婚した場合、その子と親の新しい配偶者が養子縁組する例は多いです。 姓を新しい家族で揃えたいというのも大きな理由でしょう。しかし、結婚と養子縁組はセットなわけではなく、全く別なものです。特に相手に問題がなく離婚したくなった時、相手が…