日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

法律・制度

公正証書って何?

昨日、テレビ制作会社から電話があって、「熟年離婚をした人を紹介してもらえないでしょうか。」ってことなのですが、そんなもの紹介できませんですよ。年金分割制度のスタートまであと、半年ちょっとということで、テレビや雑誌では、よく特集が組まれてい…

夫婦間の約束は反故にできるか。

民法(家族の法律は民法の後ろの方に載っています。)の754条に「夫婦間でした契約は、婚姻中、いつでも、夫婦の一方からこれを取り消すことができる。後略」というのがあります。これを素直に読むと、「夫婦間の約束は守らなくてもいい。」と読めます。一般…

認知するということ

不倫の結果、困ったことに妊娠してしまうということは実際よくあります。自分がそうなったり、交際相手がそうなったらどうしますか?最初から妊娠を狙っていたのでなければ、誰しも中絶を考えると思います。これは、重い決断です。生まれることを許されず、…

双方不幸な不法行為

不倫は何で慰謝料が請求できるかといいますと、それは「不法行為」であるからということになっているからです。不法行為というのは、他人の権利や利益を侵害して、体や財産に損害を与えることで、その損害に対しては賠償しなければならないと法律で決まって…

内容証明郵便について

今日は久しぶりに行政書士らしく、内容証明郵便の話を書きたいと思います。まず、内容証明郵便って何だかご存知ですか?郵便法に定められている郵便の一種で、今だと郵政公社が、こういう内容の郵便を宛先に発送した、ということを証明してくれるものです。…

事実婚と法律婚、そして離婚

私は別姓結婚(事実婚)歴15年です。そう申しますと 「別姓結婚ってどうやるのですか?」とか 「最近は、別姓結婚もできるからいいですよね。」 などと言われて苦笑することになります。(でも15年前は「事実婚?何それ?」とか、非難の嵐とか、という状態で…

慰謝料3

前回の続きで、よく聞かれる質問ですが、 「慰謝料はどれくらい請求できるのでしょうか。」というのがあります。(これが一番関心が高いのかもしれません。)しかし、これの答えは基本的に「常識はずれでなければ、幾らでも。」です。請求金額は、精神的損害…

慰謝料2

夏も終わりに近づき、涼しい風と共に不倫と離婚の相談が増え始めました。(季節との因果関係はわかりませんが)8月3日に慰謝料について書きましたが、今日はよくいただく質問を。1.慰謝料はどうやって請求するのか?それには、まず示談にするのか、調停で話…

慰謝料とは

前回の続きで、何となくわかっていそうで実はよく理解されていない、法律についての話を書きます。「慰謝料」というのは、日常的によく見る言葉だと思うのですが、実はこれがまた相手にお金を払わせることなら、何でも慰謝料と思っている方が結構います。実…

示談と訴訟と調停

私も行政書士になった頃は、行政書士試験の範囲外の法律には全く疎く、離婚の方法も不倫と慰謝料の関係も全然わかっていませんでしたが、必要に迫られて勉強する内に、その分野はかなり詳しくなったのは事実です。しかしそうなると、今度は法律に関係ない人…